にんじん
にんじん誕生の話
「にんじん」は、先代の余市屋製菓から受け継がれた製法を用いて作られています。この製法は穀類膨張機を使った昔ながらの技術で、ポンという大きな音が出ることから「ばくだん製法」とも呼ばれています。
パフライス(強い加圧と減圧の工程を経て作られる菓子)の誕生は1900年代初頭のミネソタ大学にさかのぼります。大砲型の穀類膨張機が1904年のセントルイス万国博覧会で披露され、世界中で注目を浴びました。
日本への伝来は1950年代とされ、戦後すぐの頃から、ポン菓子「にんじん」として販売されていました。最初は三角形の白い袋に入れて「だいこん」と名付けられましたが、地味すぎる為、三角形のオレンジ色セロファンに変更されました。当時、子供たちが苦手な「にんじん」を意識的に選んで命名されています。この名前には、子供たちが「にんじん」を好きになることを願っています。
ふわっとして口溶けの良い食感が特徴の「にんじん」ですが、タカミ製菓では、13gの小さな「にんじん」と65gの「でかにんじん」の2種類の商品を製造しています。